六人の抽象画家たちー"サイズ"と"スケール"Six Abstract Painters:The Artist‘s "Size" and "scale"GALERIE PARIS 2023
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ショーウインドウ展示作品:山口牧子《Rhythm of the Earth 27》 2023年 岩絵具/麻紙
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2023年10月24日(火)–11月5日(日)まで、GALERIE PARIS/ギャルリー・パリ(横浜)で、「六人の抽象画家たちー"サイズ”と”スケール”」を開催しました。Studio138のメンバーによるグループ展は、2021年に表参道画廊で開催した「Pictorially yours,」から2度目の展示になります。ギャルリー・パリ 森田彩子氏からご提案いただき、キュレーターは大島徹也氏(多摩美術大学教授)、出品者は小川佳夫氏、岸本吉弘氏、小池隆英氏、酒井香奈氏、吉川民仁氏、山口牧子、による、六人の作品で展示構成されました。それぞれ、油彩、アクリル、岩絵具など、多様な画材で表現された色彩絵画は、入念に練られたキュレーションの元、ギャラリー空間に響き合っているかのようでした。
展覧会タイトル "サイズ"と"スケール" とは、絵の物理的な大きさ(サイズ)と、描かれている内容から感じられる質量(スケール)との関係を掘り下げて考えてみようと、キュレーターの大島氏から提示されたテーマで、出品者各自が本領発揮できる大きなサイズの絵と小さいサイズの絵を組み合わせて並べて展示しました。
ギャルリー・パリは、明治期にパリのシャンゼリゼ通りを模して作られた、風情のある日本大通りに面した建物の一角にあります。ギャラリー内部もクラシックかつモダンな雰囲気が漂う空間になっており、それを活かした変化とハーモニーに富んだ展示になりました。
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入口を入るとまず、吉川民仁氏大作《秋涼》
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今回の展示で最も大きいサイズの、岸本吉弘氏大作《Heroes》と小品 |
会場風景1 右から、岸本吉弘氏、山口牧子、小池隆英氏の大作と小品
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会場風景2 右から、小池隆英氏大作《無題》と、 酒井香奈氏大作《陽の音》
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会場風景3 左から、小川佳夫氏《乳と蜜の流れる》と小品、六人全員の小品
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六人全員の小品を設置した壁面、音楽を想起するような配置だという感想もいただきました。
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山口牧子大作《Rhythm of the Earth 21》と小品 2023年 岩絵具/麻紙
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山口牧子 《Rhythm of the Earth 25》 2023年 岩絵具/麻紙
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山口牧子《Rhythm of the Earth 24》 2023年 岩絵具/麻紙 |
撮影 : 川上知也
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10月29日(日)出品作家による座談会(司会:大島徹也氏)が開催されました。"サイズ"と"スケール"をキーワードに、それぞれの作品制作について意見を述べながら進められ、会場からの質疑応答も交えて展開していきました。多くの方にご聴講いただき感慨深い時間を過ごすことができました。また新たな気持ちで作品づくりに向き合いたいと切望します。 |
撮影:洲崎 一志
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