船板アート制作 no.1

忠海集学校

                             

                             

 

 

 

                  

        

 広島県竹原市忠海二窓にある「忠海集学校」の校庭から中庭に向かう通路壁面に、”船板アート制作” しています。二窓地区は漁業の盛んだった瀬戸内海の海辺の町で、かつては家の壁に漁船や伝馬船の古材を活用する文化があったそうです。同地区の歴史民俗研究会の新本直登さんより古材を提供していただき制作することになりました。

 

2022年12月6日〜9日、船板を設置する約3x7.2mの壁にまずぺインティングをはじめました。集学校の中庭には、原田雄次建築工藝の方が、地元の竹や網,タイルなどにより設計プロジェクトを計画されています。ワークショップに参加された、横浜国大、広島大学、呉高専の学生さんたちが塗ってくださった瀬戸漆喰の白い壁面に、海や水の中を想起する色彩を施しました。

 

主催:リングロー株式会社 原田雄次建築工藝

 

忠海集学校 https://tadanoumi.shugakko.jp

 

原田雄次建築工藝 https://www.yujiharada.net/gallery-i

 

原田雄次 + 新本 直登 ー note 

https://note.com/yoshidaya2020/

 

 

 

         

 

                                   

          

                             

 

 

 

     

「神明さん」という二窓の盛大な火祭りも毎年集学校の校庭で行われます。

 祭りの準備に使っている足場を近所の建築士、山崎さんと新本さんが組み 立ててくださったので高い所の作業もスムーズに。時より集学校に来られる方達から「なんしよんね〜」と声をかけてもらい励まされました。

 

 「神明さん」

   https://www.takeharakankou.jp/event/9991

                        

 

                             

 

 

 

                  

 壁面ペインティング完了! 

 来春までにこの上に、いよいよ船板を設置します。(撮影:新本 直登)

 

       

       

 兄、小川徹太郎(民俗学)の研究の地でもあった瀬戸内の漁師町二窓は、 遺稿集「越境と抵抗」(新評論)の中にも掲載されています。昔ながらの 家並みの路地を歩くと海にたどり着く、瀬戸内らしい光景に出会えます。

 ゆかりのある二窓で瀬戸内海の素晴らしさを再発見し、たくさんの方にお世話になりながら「忠海集学校」の ”船板アート制作" は進められています。

 

 「越境と抵抗」

 https://www.shinhyoron.co.jp/4-7948-0702-3.htm

 

 展示計画について「中国新聞」に掲載いただきました。

 https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/204294

        

 

 

 

 

 

     

                                        

 

                            

 

                      

        

 二窓の民家の壁に現在も貼られている船板 

 

 ◼船板アート制作 no.2 忠海集学校