『Studio 138』 第5号
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5号表紙
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PDF版「Studio138」誌 第5号
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5号裏表紙
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研究会「Studio138の」の活動の一環として、年刊誌『Studio138』第5号(最終号)が、2025年3月に発行されました。4号に続き、大島徹也氏による「抽象表現主義者たちの自主的集団活動 Part5—9丁目展」(1951年頃)が連載されています。今では世界中の美術館で見ることができるアメリカ抽象表現主義絵画ですが、当時は新しい様式の芸術を開花させるべくニューヨークの地で、積極的に自主的展示活動をし、白熱した議論を交わしていたことが読み取れます。西洋近・現代の画家の、問題意識や集団活動のあり方など、そこから学び再解釈できることは多くあるように思います。そして1号から続く、Studio138メンバー全員それぞれの、制作・絵画・芸術論、詩、作品画像、活動記録など、最終号にふさわしい力のこもった文章が掲載されています。
私自身今回5号では「絵画の濃淡と色彩ー自作を中心に」というタイトルで、この1年に手掛けた墨絵と色彩絵画の制作過程で、思い巡らす諸々を掲載しています。(124ページオールカラー版)
2019年に設立し、2020年から活動を始めた研究会「Studio138」は、設立時の予定通り、今年2025年3月『Studio138誌』第5号の発行をもって解散となりました。1〜5号まで13人全員参加で、冊子を無事刊行できたことは何より喜びです。研究会での討論や執筆活動での経験を、今後の創作活動につなげていきたいものです。
これまで研究会に何度も足を運び意見を交わしてくださったり、Zoom参加くださった皆様方、年間誌「Studio138」を手にとって読んでいただいたり、WEB版を目に留めてくださった方々、研究会「Studio138」を応援してくださり、本当にありがとうございました。
さらに充実した内容の一冊になっている、PDF版「Studio138」誌 第5号を、ご自由にご覧になってください。 (PDF版 画面下をクリックすると開きます。ダウンロード可)
Studio138: 大島徹也、小川佳夫、金田実生、河名祐二、岸本吉弘、酒井香奈、小池隆英、好地匠、中小路萌美、平野泰子、森川敬三、山口牧子、吉川民仁(敬称略)
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